ThinkPad X220 を購入しました。11/1 に届きました。量販店モデルの 4285-35J で 88,000円ナリ。
プレインストールの Windows を消す覚悟がないくらいのへたれですが、例によって Ubuntu を入れました。
Ubuntu 11.10 の新しい UI に馴染めなかったので Kubuntu にしました。さようなら Gnome...
ThinkPad X220, Ubuntu 11.10, KDE で初めてづくしで、うまくいかないのが誰のせいかわからなくなったりしつつもなんとか使えるレベルになりました。
忘れないうちに(もうかなり忘れてそうだけど)メモっておきます。
TouchPad の無効化
TouchPad が反応すると非常に邪魔なので無効化します。KDE の設定の TouchPad の設定では無効にできませんでした。
BIOS の設定でも無効にできるのですが、それだと負けた気分になるので、Xorg の設定で無効にします。
http://yoshi-1968.com/category/thinkpad/ に書いてあるのを参考にしました。
/etc/X11/xorg.conf.d/50-disable-touchpad.conf を次の内容で作成します。
Section "InputClass" Identifier "disable touchpad" MatchProduct "SynPS/2 Synaptics TouchPad" MatchIsTouchpad "on" Option "Ignore" "on" EndSection
マウス左右ボタン同時押しで中ボタンのエミュレート
マウスのホイールボタンを押してもいいのですが、不器用なのか押した瞬間にホイールがずれてしまうことがあるので、左右ボタンの同時押しで中ボタンを押したことにします。
/etc/X11/xorg.conf.d/50-mouse.conf に次の内容を作成します。
Section "InputClass" Identifier "Mouse" MatchIsPointer "on" Driver "evdev" Option "Emulate3Buttons" "true" EndSection
日本語入力
なぜか最初は日本語入力できませんでした。
システム設定の「ロケール」の「システム言語」を選択すると、足りないパッケージがインストールされたような気がします。
どうも iBus は合わないので、SCIM + Anthy を入れてみました。
scim とか anthy まわりのパッケージを一通り入れたあと /usr/bin/im-switch を実行すると GUI でインプットメソッドを選択できます。
システム言語を英語にしているとこれだけではダメでした。ログイン時に言語を選択できればいいのでしょうけど、Kubuntu のログイン画面では言語選択ができないので、ファイルに書く必要がありました。
$HOME/.zlogin ファイルに以下の内容を書いておきます。zsh じゃなくて bash を使っている場合は $HOME/.bash_profile か $HOME/.bash_login に書けばいいと思います。
export LANG=ja_JP.UTF-8 export LC_CTYPE=ja_JP.UTF-8 export LANGUAGE=ja_JP export LC_MESSAGES=ja_JP.UTF-8 export LC_COLLATE=ja_JP.UTF-8
Qt系のツールで日本語入力できなかったのですが、$HOME/.xsessionrc に次の設定をすることでできるようになりました。
export QT_IM_MODULE=scim-bridge
ホーム直下の日本語ディレクトリ
日本語環境でログインすると、ホーム直下にデスクトップ, ドキュメント 等の日本語ディレクトリができます。気持ち悪いので英語にします。
端末から次のコマンドを実行します。
% LANGUAGE=en_US xdg-user-dirs-update --force
これでもうまくいかない場合は $HOME/.config/user-dirs.dirs を直接編集すればいいような気もします。試してませんけど。
ウィンドウまわり
システム設定の「デスクトップ効果」「ウィンドウの挙動」「ワークスペースの挙動」あたりを色々いじって Gnome2 + Compiz でやってたことが割とできるようになりました。
挙動が違って違和感あるのは、
- ウィンドウがデスクトップの端まで使ってると、スクリーンエッジの設定が効かない
- ワークスペースをまたいでウィンドウを配置できない
- タスクバーのタスクを自由に並び替えできない
パネル上のアプリケーションランチャを自由に並び替えできないできました。パネルの端の勾玉みたいな奴をクリックしてパネルの設定モードに入るとできます- フォーカスのあるウィンドウよりも手前にあるウィンドウだけを半透明にすることができない
くらいです。
VMware
VMware Workstation 7 が動かなかったので 8 を購入しようかとも思ったのですが、VMware Player で十分な機能しか普段使ってなかったので、VMware Player 4 にしました。普通に使えてます。
キーボード
普段、日本語キーボードを英語配列にして使ってるので、その設定をします。
システム設定の「入力デバイス」のキーボードでレイアウトを us にします。
xmodmap の設定は xmodmap -pke 出力の形式で $HOME/.Xmodmap というファイルを作っておけば自動的に実行されるみたいです。
Firefox 等 GTK を使ったアプリのテキスト入力で Emacs のキーバインドを使用したい場合は $HOME/.gtkrc-2.0 というファイルを以下の内容で作ります。
gtk-key-theme-name = "Emacs"
画面切り替え
外部ディスプレイを繋いで Fn+F7 で画面を切り替えようとするとどうしようもなくなります。リブートしないと復帰できません。
危険なので、Fn+F7 でディスプレイの設定を起動するようにしてみました。
システム設定の「ショートカットとジェスチャー」→「グローバルキーボードショートカット」→「KDEデーモン」→「ディスプレイを変更」を「なし」にします。
「カスタムショートカット」で新規アクションを作成します。「編集」「新規」「グローバルショートカット」「コマンド/URL」。トリガーを Fn+F7 (Display) にしてアクションを「kcmshell4 display」に設定します。
Konsoleのフォント
Konsole のフォントとして Ricty を使用したかったのですが、Konsole の設定画面からは選択できませんでした。Konsole だけではなく KDE のフォント設定でも固定幅のフォントの選択肢にありません。
とりあえず Konsole では $HOME/.kde/share/apps/konsole/シェル.profile ファイルに次のように記述することでできました。
[Appearance] Font=Ricty,9,-1,5,50,0,0,0,0,0
KDE 設定で固定幅フォントに好きなものを設定できるようにする方が正しい対処だと思うのですが、その方法はわかってません。
その他
思い出したら追記します。