前回の続き。
デスクトップ環境はWindowsなんだけど、結局は端末エミュレータからLinuxにsshしてるので、端末環境を整備。
昔はよく Tera Term を使ってたけど、ユニコード絵文字が表示できないみたいなのでやめ。
やっぱり昔よく使ってた Putty と、あと RLogin というのを新しく知ったので、その2つを使ってみる。
Putty
https://www.putty.org/ からダウンロードしてインストール。
TERM変数の初期値が xterm
なので、 xterm-256color
に変更。
起動後にウィンドウのタイトルバーを右クリックして出てくる設定画面じゃなくて、起動時に開く設定画面で設定する必要あり。
Connection→Data→Terminal details→Terminal-type string を xterm-256color
に変更。(しかし文字が汚い…)
設定変更後は Session で Save しないといけない。
Migu 1M フォントが好きなので、Windows→Appearance でフォント変更。
記号文字の幅を全角に変更するために、Windows→Translation の「Treat CJK ambiguous characters as wide」をチェック。
RLogin
http://nanno.dip.jp/softlib/man/rlogin/ からダウンロードしてインストール。
TERM変数は最初に設定する画面で変更できる。Putty と同じく xterm
になってるので、xterm-256color
に変更。
フォントは設定画面のフォントメニューから変更可能。
フォントサイズは、スクリーンメニューの「フォントサイズから1行あたりの文字数を決定」で設定。
記号文字の幅を全角に変更するためには、スクリーン→制御コードの「8428 Aタイプを半角で表示」のチェックを外す。
標準では Alt キーがサーバーに渡らないので、設定のキーボードの「Metaキー設定」を「すべてセット」にする。
Emacs
ssh でログイン後に何をするかというと当然 Emacs を起動するのだけど、若干設定が必要。
LANG
や LC_ALL
変数を ja_JP.UTF-8
に設定した状態で Emacs を起動しないと、記号幅がずれる。
ユニコード絵文字の場合はこれでもずれてしまうので、https://github.com/hamano/locale-eaw に書かれてる方法で対処。
マウスイベントを拾いたい場合は xterm-mouse-mode
を t
に設定。これでマウスで範囲選択できたり、ホイールスクロールができるようになったりする。
マウスホイールの動き
マウスホイールの動きがビミョーに異なる。
Putty | RLogin | Gnome端末 | |
---|---|---|---|
zsh | 端末スクロール | ヒストリUP/DOWN | 端末スクロール |
less | 端末スクロール | lessスクロール | lessスクロール |
emacs | emacsスクロール | カーソルが上下に動く | emacsスクロール |
Putty と RLogin のどちらもビミョーなんだけど、RLogin はマウスイベントを渡せなくて上下キーを何回か押されたというイベントを送ってるようでいまいち。
Gnome端末と同じような動きにはできないものか…。
文字が汚い
しかし文字が汚すぎない? フォントサイズが小さい時のレンダリングがひどい。 フォントサイズ大きめにして解像度の高いディスプレイ使えばいいのかもしれないけど、そんないいディスプレイはないのだった。
だいたい同じフォントサイズ(10pt)のMigu 1Mフォントの比較
Putty:
Ubuntu 上の Gnome端末:
端末じゃないけど、Firefox で Migu 1C をフォントに設定するとこんな感じに…ひどすぎる…。
Ubuntu だとこんな感じ。
いろいろググってみると、どうやら MacType というツールがいいらしいので導入してみた。
Puttyの設定画面:
Putty端末:
Firefox:
Ubuntu には及ばないけど、デフォルトの状態よりは遥かにマシになった。
とりあえずこれで。
ここまでやっといてなんだけど、やっぱり近々 Ubuntu Desktop 環境に戻るかも…。